『グリザイア ファントムトリガー 5.5 to 08』、2023年6月29日にプロトタイプから発売されたNintendo Switch対応のビジュアルノベル。銃と実弾を扱う少女たちの過酷な戦いと日常を描いた「グリザイア」の新シリーズ後半戦を一挙に収録し、物語の完結までを見届けることができる決定版パッケージとなっています。
本作は、特殊技能訓練校「美浜学園」を舞台に展開するPCゲームシリーズの第5.5巻から最終巻である第8巻までの4エピソードを一本にまとめています。束の間の休息を描いた「Vol.5.5」を皮切りに、主人公・蒼井ハルトの壮絶な過去と師匠との関係が明かされる「Vol.6」、そして宗教組織との全面対決へと突入し、物語がクライマックスを迎える「Vol.7」「Vol.8」へと続きます。
ゲームシステムは選択肢を廃したキネティックノベル形式を採用しており、アニメーション映画を観るように没入して物語を楽しむことができます。渡辺明夫氏による美麗でポップなキャラクターデザインとは裏腹に、血と硝煙の匂いが漂うハードな戦闘描写や、深い人間ドラマが展開されます。Nintendo Switch版では、タッチスクリーン操作やJoy-Con片手持ちでのプレイに対応しており、快適な環境で長編シナリオを読み進めることが可能です。
居場所を求めて銃を取った少女たちが、傷つきながらも選び取った未来とは。シリーズの集大成となる、涙と感動のエンディングがプレイヤーを待ち受けています。
本作は、フロントウイングが制作したPC用ビジュアルノベル『グリザイア：ファントムトリガー』シリーズ（全8巻）の後半部分を移植した作品です。前作『グリザイアの果実』シリーズと同じ世界観を共有しつつも、登場人物を一新して「美浜学園」のその後を描いています。OVAとして劇場アニメ化やテレビアニメ化も行われ、スタイリッシュなガンアクションと重厚なストーリーで人気を博しました。
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