ファイアーエムブレム無双 風花雪月

「ファイアーエムブレム無双 風花雪月」は、コーエーテクモゲームスが開発し、2022年6月24日にNintendo Switch向けに発売されたタクティカルアクションゲームです。本作は、「無双シリーズ」と「ファイアーエムブレムシリーズ」のコラボレーション作品であり、特に2019年に発売された『ファイアーエムブレム 風花雪月』の世界観を色濃く反映しています。オリジナル主人公シェズを操作し、選択によって物語が大きく変化する、複数のルートに分かれたストーリーが展開される点が特徴です。発売後、2022年8月には世界累計出荷本数が100万本を突破しました。

主な特徴

  • オリジナル主人公シェズの存在:本作では、シリーズおなじみのキャラクターに加え、プレイヤー自身が操作するオリジナル主人公のシェズが登場し、新たな視点から物語を体験できます。
  • 複数ルートに分岐する物語:プレイヤーの選択によって、エーデルガルト率いる黒鷲の学級(赤焔の章)、ディミトリ率いる青獅子の学級(青燐の章)、クロード率いる金鹿の学級(黄燎の章)のいずれかのルートに進み、それぞれ異なる視点と結末が用意されています。
  • 特典付きのゲームソフト:ゲームソフト本体に加え、キャラクター設定イラスト集(A4横)が特典として付属しており、ゲームの世界観をより深く楽しむことができます。

ゲームの物語

物語は、主人公シェズがベルラン傭兵団に所属していた頃から始まります。しかし、「灰色の悪魔」と呼ばれる存在によって傭兵団は壊滅し、シェズは復讐を誓い、修行に励むことになります。その道中、シェズは士官学校の3級長と出会い、傭兵として協力関係を築きます。

その後、シェズはガルグ=マク大修道院の士官学校へ入学し、いずれかの学級を選択することになります。赤焔の章では、エーデルガルト、ヒューベルト、ドロテア、ペトラ、モニカ、イエリッツァらと共に、帝都アンヴァルの王宮を急襲する作戦に身を投じます。一方、青燐の章では、ディミトリたちが王都で起きた政変を鎮圧するために奔走します。そして、黄燎の章では、クロードたちがパルミラの大軍を迎え撃ち、その侵攻を阻止するために戦います。