『古書店街の橋姫 々(のま)』は、同人ゲームサークルADELTAが制作したBLアドベンチャーゲーム『古書店街の橋姫』のコンシューマ移植版です。舞台は大正時代の東京・神保町で、主人公・玉森が親友の死をきっかけに、雨の降る三日間を繰り返す謎の現象に巻き込まれていく構成となっています。

本作は、幻想と現実が交錯するポップオカルトなミステリー要素を含みつつ、複数の攻略対象との関係性を描くルート分岐型のノベルゲームです。コンシューマ版では、全年齢向けに調整されたシナリオとともに、フルボイス対応、UIの最適化、追加演出などが施されています。原作の文芸的な引用や文学愛に満ちた構成も特徴的です。

Nintendo Switch版では、英語・中国語(繁体字/簡体字)への多言語対応が行われており、デジタル副読本『古書店街の橋姫 々 満天』も別途配信されています。これにより、キャラクター設定やルート解説、Q&Aなどの補足情報が閲覧可能となっています。