
ゲーム概要
『大正メビウスライン 大全』は、大正時代を舞台にしたアドベンチャーゲーム。霊が見える主人公と、異能を持つ者たちの出会いを描いた作品だ。シナリオを重視しており、そのボリュームは特筆に値する。PC版をベースに、PSP版、PS Vita版と展開され、その後Nintendo Switch版としてリリースされた。複数のプラットフォームで楽しめるのも魅力の一つ。
ストーリー
物語の舞台は大正末期の帝都。主人公は幼い頃から死霊が見える青年、柊京一郎。彼は帝國大学に入学するため、郷里から上京し、伯父の元で暮らすことになる。そこで出会う様々な人々との交流を通して、不可思議な事件に巻き込まれていく。 軍部や、死霊を操る能力者たちとの出会い、そして京一郎を取り巻く運命が描かれる。
特徴
本作はシナリオのボリュームが非常に多く、キャラクターごとの個別ルートは文庫本2冊分に相当する。また、食事シーンなどでは、実際に飲食物を用いて収録が行われたという。PSP版では、本編の表現変更を最小限に抑えつつ、新規シナリオやイベントが追加された。短編テレビアニメ化もされており、幅広いメディア展開を見せている。
登場人物
個性豊かなキャラクターたちが物語を彩る。主人公の柊京一郎をはじめ、謎めいた男性ミサキ、五本の刀を操る時雨、そして軍部の千家伊織など、魅力的なキャラクターが登場する。
- 柊京一郎:主人公。死霊が見える青年。
- ミサキ:京一郎に近づき、警告する謎の男性。
- 時雨:京一郎に興味を持つ、白装束の男性。
- 千家伊織:死霊を利用しようとする軍部関係者。
アニメ
2017年には短編テレビアニメ『大正メビウスライン ちっちゃいさん』が放送された。可愛らしいSDキャラクターたちが活躍する作品だ。オープニングテーマやエンディングテーマも用意されており、アニメの世界観を彩っている。
コメントを追加