『恋する乙女と守護の楯 Re:boot The “SHIELD-9”』は、2020年11月26日にエンターグラムより発売されたPlayStation 4およびNintendo Switch用恋愛アドベンチャーゲームであり、女装潜入ものの名作として知られるPCゲームを現代向けにフルリメイクした作品です。プレイヤーは警備組織「アイギス」に所属するエージェント「如月修史」となり、要人警護の任務を遂行するため、女装して「山田妙子」と名乗り全寮制女子校「セント・テレジア女学院」での生活を始めます。
本作では、男子禁制の園で正体がバレないように振る舞うスリルと、個性豊かなヒロインたちとの甘い学園生活が同時に描かれています。主人公は運動神経抜群で家事も完璧にこなす「スーパー撫子」として周囲から慕われますが、ふとした瞬間に男としての本能やボロが出そうになる危機的状況を乗り越えなければなりません。
オリジナル版からグラフィックがフルHD化され、キャラクターの立ち絵やイベントCGがより美しく鮮明に描き直されています。さらに、新たなヒロインやイベントシナリオが追加されており、かつてプレイしたファンにとっても新鮮な気持ちで「山田妙子」としての二重生活を楽しむことが可能です。
物語が進むと、学園内で起こる様々な事件や護衛対象を狙う脅威に対し、エージェントとしての能力を発揮して解決に挑むことになります。コミカルな女装コメディと、シリアスな護衛任務が交錯する中で、ヒロインたちとの信頼関係を深め、無事に任務を達成して卒業の日を迎えることが目的となります。
本作は、2007年にPCゲームブランドAXL(アクセル)から発売された『恋する乙女と守護の楯』を原作としています。コミカルな「女装潜入」設定と魅力的なキャラクターが高い評価を受け、後にPS2やPSPへ移植された人気作であり、本作では原画家の瀬之本久史氏による新規イラストや追加シナリオを盛り込み、装いを新たにした決定版として再構成されています。













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