『ノースガード』は、北欧神話をベースにした未開の大地「ノースガード」を舞台に、バイキングの一族を率いて新天地の征服と繁栄を目指すリアルタイムストラテジーゲーム。日本では2020年11月26日にオーイズミ・アミュージオからPlayStation 4およびNintendo Switchで発売されました。プレイヤーは、フェンリル狼族やエイイクシール鹿族といった異なる特性を持つ氏族(クラン)の長となり、過酷な自然環境や神話の怪物が潜む土地を開拓し、他の氏族と競い合いながら覇権を握ることを目指します。
ゲームプレイは、村人たちに「木こり」「農民」「戦士」などの役割を与え、資源を収集して領土を拡大していくRTS形式で進行します。本作の最大の特徴は、季節の概念と厳しい冬のサバイバル要素です。冬になると食料の消費量が増加し、生産力が低下するだけでなく、吹雪などの災害が発生してユニットが凍死する危険性もあります。そのため、夏場のうちに十分な備蓄を行い、効率的な資源管理を行うことが生存の鍵となります。勝利条件は敵の殲滅だけでなく、名声を得る、交易で富を築く、叡智(ロア)を集めるといった複数のルートが用意されており、武力に頼らない戦略的な勝利も可能です。
本作は、フランスのデベロッパーShiro Gamesが開発しており、北欧神話独特の冷たく厳しい世界観がカートゥーン調のグラフィックで描かれています。マップ上には狼や熊といった野生動物に加え、巨人ヨトゥンや亡霊ドラウグル、さらにはドラゴンといった神話級の怪物が徘徊しており、彼らを討伐するか、あるいは交易を通じて味方につけるかといった判断も求められます。シングルプレイのストーリーモードでは、殺された父の復讐を誓うリグの物語が展開され、各章ごとに異なる氏族や勝利条件でゲームの仕組みを学ぶことができる仕様となっています。
開発元のShiro Gamesは、『Evoland』シリーズなどで知られるスタジオです。本作のモチーフとなった北欧神話やバイキングの文化は、過酷な自然と共に生きる人々の死生観を反映しています。ラグナロクやユグドラシルといった用語の背景にある神話体系に興味を持った方は、北欧神話の解説書やエッダの翻訳本などを参照することで、ゲーム内の設定やイベントの意味をより深く理解することができます。













コメントを追加