『KAMEN RIDER memory of heroez』は、2020年10月29日にバンダイナムコエンターテインメントより発売されたPlayStation 4およびNintendo Switch向けのヒーローチェインアクションゲームです。開発はナツメアタリが担当し、『仮面ライダーW』『仮面ライダーオーズ/OOO』『仮面ライダーゼロワン』の3作品がクロスオーバーするオリジナルストーリーが展開されます。

プレイヤーは「セクターシティ」と呼ばれる孤島を舞台に、各ライダーを操作して探索と戦闘を繰り返しながら物語を進めます。戦闘では、フォームチェンジを駆使して攻撃を連携させる「チェインアクション」と、各ライダーの専用ツールを活用する「ガジェットアクション」が中心となります。フォームチェンジ中は時間がスローになるため、状況に応じた戦術的な操作が可能です。ゼロワンはオリジナルキャストによるフルボイスで収録されており、他のライダーはゲーム専用の声優が担当しています。

限定版「Premium Sound Edition」では、各作品の主題歌や劇伴を含む全60曲が追加されるほか、キービジュアルやイラストを閲覧できる「デジタルアートコレクション」が付属します。また、探索中に使用できるガジェットや、フォームチェンジによる特殊技など、シリーズファンに向けた演出も多数盛り込まれています。ストーリーはフルボイスで展開され、作品間の正義の在り方が交錯する重厚な内容となっています。

『仮面ライダーW』は2009年より放送された平成仮面ライダー第11作で、二人で一人の探偵ライダーが主人公です。『仮面ライダーオーズ/OOO』は2010年放送の第12作で、メダルを使った変身と欲望をテーマにした物語です。『仮面ライダーゼロワン』は令和第1作として2019年に放送され、AIと人間の共存を描いた近未来SF作品です。各作品ともに独自の変身システムとガジェットが登場し、本作ではそれらが融合した新たな物語が展開されます。