『華ヤカ哉、我ガ一族』シリーズ、2010年7月1日に第1作が発売されて以来、PlayStation PortableからPlayStation Vita、Nintendo Switchへと進化を続けながら多くの乙女たちを魅了し続ける女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。
大正時代を思わせる華やかでレトロな架空の世界を舞台に、財閥の御曹司たちと一介の使用人が織りなす、身分差を超えた恋と激動の運命を描く「ハイカラ・キネマティック」な作品となっています。
物語の舞台は、日本を代表する巨大財閥「宮ノ杜(みやのもり)家」。主人公・浅木はるは、病気の父を抱える貧しい実家を支えるため、この屋敷で使用人として働くことになります。しかし、彼女を待ち受けていたのは、個性的すぎる6人の兄弟たちからの冷徹な視線と、「ゴミ」「虫ケラ」呼ばわりされる過酷な日々でした。プレイヤーは掃除や洗濯といった家事コマンドをこなしながら、彼らの無理難題に応え、次期当主争いの渦中で深まる絆を育んでいきます。
シリーズは、物語の始まりを描く本編と、その後の甘い日々や新たな事件を描くファンディスクで構成されています。PSPで発売された本編『華ヤカ哉、我ガ一族』、翌年の騒動を描く『キネマモザイク』、さらにその後の冬の物語『黄昏ポウラスタ』の3作品は、後の移植版で2つのタイトルに再編されました。PlayStation VitaおよびNintendo Switchでは、本編をより美しく遊びやすくした『モダンノスタルジィ』と、ファンディスク2作品を一本に凝縮した『幻燈ノスタルジィ』として、シリーズの軌跡を余すことなく体験できるようになっています。
最初は冷たくあしらわれ、存在すら否定されるような扱いを受けますが、ひたむきに尽くすことで彼らの心が少しずつ変化していく過程は必見です。厳しい身分差があるからこそ輝く、切なくも情熱的な恋の成就が、プレイヤーに極上の達成感とカタルシスをもたらします。
本作は、オトメイトとVingt-et-un Systems(ヴァンテアンシステムズ)がタッグを組んで制作したオリジナル作品です。イラストレーター・ユウヤ氏による美麗でレトロモダンなキャラクターデザインと、使用人としての業務をこなしながら物語を進める独自のゲーム性が話題を呼びました。OVA化や舞台化も行われるなど、その独自の世界観は多くのメディアミックスを生み出し、長きにわたってファンに愛されています。













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