『斑鳩』(いかるが)は、2001年12月20日にアーケードで稼働開始された、トレジャー開発の縦スクロール型シューティングゲームです。属性切り替えによる弾吸収システムと緻密なステージ構成が特徴です。
『斑鳩』は、前作『レイディアントシルバーガン』に続く「Project RS」シリーズ第2作として開発されました。プレイヤーは自機「斑鳩」を操作し、白と黒の属性を切り替えながら敵弾を吸収・回避・反撃していきます。同属性の敵弾は吸収可能、反対属性の敵には2倍のダメージという独自のシステムが採用されており、従来のシューティングとは異なる戦略性が求められます。
ゲームは全5チャプター構成。敵の出現パターンは固定で、パターンの「解法」を見つけて実行する設計となっており、アドリブでは突破できない場面が多く存在します。チェーンコンボによるスコア稼ぎも重要で、同じ色の敵を3機ずつ連続で倒すことで高得点が得られる仕組みです。
DC版のキャッチコピー「撃て! 避けろ! そして…当たれ!」が示す通り、敵弾に“当たる”ことが攻略の鍵となる場面もあり、属性切り替えのタイミングが勝敗を左右します。グラフィックは彩度を抑えた硬派なデザインで、BGMや演出も緻密に構成されており、悲壮感漂う世界観がプレイヤーの没入感を高めます。













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