『バトルプリンセス マデリーン』は、カナダのインディーゲームスタジオCausal Bit Gamesが開発した2Dアクションゲーム。プレイヤーは王女マデリーンとなり、魔物にさらわれた家族を救うため、幽霊犬フリッツィーとともに冒険に旅立つ。サイドビューで描かれるゲーム画面、投げ槍をメインウェポンとするアクション、ダメージで鎧が脱げる描写など、1988年の名作アーケードゲーム『大魔界村』へのオマージュが込められている。

本作は、開発者のクリストファー・オブリッチが、自身の娘マデリーンの「ゲームの中で戦いたい」という夢を叶えるために制作した。マデリーンのアイデアが随所に活かされており、親子で作り上げたゲームとして、温かい物語性も魅力の一つとなっている。

ゲームシステム

「ストーリーモード」と「アーケードモード」の二つのメインモードを搭載。両モードでマデリーンの基本アクションは共通しているものの、ステージ構成や一部システムが異なる。

基本的には、各ステージのボスを倒して次のステージへと進んでいく。武器は槍をはじめ、剣や円盤など、様々なものが手に入る。画面右上のゲージは、ライフが尽きた際のその場復活や、フリッツィーによる強力な攻撃の発動時に消費される。敵を倒すことでゲージは回復。

ストーリー

とある王国の王女であるマデリーンは、見習い騎士として日々鍛錬を重ねていた。ある日、彼女の大切な家族が魔物に連れ去られてしまう。愛犬フリッツィーと共に、マデリーンは家族を救出するため、危険な冒険へと旅立つ。行く手を阻む様々な魔物たちとの激しい戦いが、彼女を待ち受けている。

特徴

ゲーム内のBGMは、FM音源バージョンとオーケストラ風バージョンの2種類から選択可能。プレイヤーは好みに合わせて音楽を切り替えることができる。

マデリーンがデザインやゲーム要素を考案し、クリストファーがそれらを実装するという、父娘の共同制作という点も大きな特徴。ゲーム内に登場するフリッツィーは、開発者の愛犬がモデルになっている。また、Kickstarterでのクラウドファンディングで大きな成功を収め、多くのファンからの支持を得ている。