『遊んで将棋が強くなる!銀星将棋DX』は、駒の動かし方から段階的に学習できる初心者サポート機能と、定跡300万手を搭載した本格的な思考エンジンを併せ持つ将棋ソフト。2015年7月30日にシルバースタージャパンからニンテンドー3DSで発売され、その後、2017年12月14日にNintendo Switch、2018年10月25日にPlayStation 4、2024年10月3日には最新AIを搭載したPS5版『銀星将棋DX2』へとシリーズが展開されました。

本作の最大の特徴は、将棋をゼロから学びたい未経験者への徹底した配慮にあります。基本的なルールを解説する「将棋教室」に加え、盤上の攻守を色分けして視覚化する「駒の利き表示」や、進むべき方向が印字された「入門駒」を搭載。さらに、対局中に次の一手を二択で提示する「二択ヒント」機能など、ゲームならではのガイドによって対局を楽しみながら自然に実力を高められる構成となっています。

対局AIのレベル設定は、駒の動かし方を覚えたての初心者でも互角に戦える「入門」から、有段者に匹敵する実力を持つ「四段」まで16段階(DX2では15級・13級が追加されさらに幅広く)に調整可能です。自分の棋力に合わせた最適な練習相手として活用できるほか、得意戦法を持つ個性豊かなキャラクターと対戦する「将棋道場」モードでは、道場破りの感覚で次々と強敵に挑むことができます。

対局モード以外にも、自分の実力を客観的に測る「レーティング対局」や、全100問(DX2では150問)を収録した「詰将棋」など、棋力を総合的に鍛えるためのコンテンツが充実。棋譜の保存や再生、さらには検討に役立つ「解析機能」など、上級者が自身の打ち筋を振り返るための機能も網羅されています。

家庭用ゲーム機としての利便性も追求されており、Nintendo Switch版ではおすそわけプレイによる二人対局やタッチ操作に対応し、PlayStation 5版ではAIの思考速度の大幅な向上やロード時間の短縮が図られています。初心者から有段者まで、あらゆる層が自身のペースで将棋を楽しみ、強くなるための環境が整えられた作品です。

『遊んで将棋が強くなる!銀星将棋DX』は、長年にわたりPCや家庭用ゲーム機で将棋・囲碁ソフトを手掛けてきたシルバースタージャパンの「銀星」シリーズの一つです。プロ棋士も開発に携わっており、本格的な思考ルーチンを家庭で手軽に体験できるソフトとして構築されています。

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