『Evil West(イービル・ウエスト)』は、文明の境界線が血で描かれるアメリカ西部開拓時代を舞台に、闇夜に蠢く吸血鬼の軍勢と人類最後の守護者との死闘を描くアクションシューティングゲーム。2022年11月22日にオーイズミ・アミュージオからPlayStation 5およびPlayStation 4で発売されました。プレイヤーは、政府公認の吸血鬼ハンター機関「レンタ研究所」のエージェントであるジェシー・レンタとなり、組織の壊滅という危機的状況の中、新たな脅威として台頭した吸血鬼「フェリシティ」の野望を阻止するため、荒野や鉱山、雪山といったフロンティアの各地を転戦します。
右手に装着したオーバーテクノロジーの産物「ガントレット」が、本作の戦闘スタイルを決定づけています。リボルバーやライフルによる遠距離射撃はあくまで牽制や追撃の手段に過ぎず、真骨頂は電撃を纏った拳で敵を殴り飛ばす近接格闘にあります。敵をワイヤーで引き寄せて電撃で麻痺させ、空中に打ち上げてハチの巣にし、最後は豪快なフィニッシュムーブで粉砕するという、射撃と格闘がシームレスに融合したハイテンポかつアグレッシブなコンボアクションを構築する必要があります。
開発元のFlying Wild Hogは『Shadow Warrior』シリーズなどで知られ、ケレン味たっぷりの演出と血しぶき舞うゴア表現には定評があります。本作でもその作家性は遺憾なく発揮されており、B級映画のような荒唐無稽なストーリーと、内臓が飛び散るバイオレンスな戦闘が見事に調和しています。獲得した資金(Bucks)でガントレットや銃器をアップグレードし、新たなスキルツリーを解放していく育成要素に加え、オンラインでの2人協力プレイにも対応しており、相棒と共に「ウィアード・ウェスト(怪奇西部劇)」の世界を暴れ回るバディ・ムービーのような体験を提供しています。
本作のような「歴史の裏で吸血鬼と戦う」という設定や、スタイリッシュなアクションに魅力を感じた方は、エイブラハム・リンカーンが斧を手に吸血鬼を狩る映画『リンカーン/秘密の書』などを鑑賞することで、歴史改変アクションの痛快な面白さをより深く味わうことができるでしょう。













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