近未来を舞台に、特殊能力「第七波動（セブンス）」を持つ少年ガンヴォルトの戦いを描くアクションゲーム。巨大企業「皇神（スメラギ）」の支配下にある世界で、能力者たちは迫害を受けていた。ガンヴォルトは、歌で能力を高める少女シアンと出会い、運命の歯車が回り始める。スピーディーなアクションと、ライトノベルのような世界観が融合し、当時としては斬新なゲーム体験を提供した。敵を「ロックオン」し、雷撃を叩き込む爽快感は、多くのプレイヤーを魅了。単なるアクションゲームに留まらず、キャラクターたちのドラマや、奥深いストーリーも魅力の一つ。後にシリーズ化され、多くのファンを生み出した。

斬新なゲームシステム

本作の最大の特徴は、敵をロックオンして雷撃を放つアクション。ただ攻撃するだけでなく、敵に触れることでロックオンし、エネルギーを消費して攻撃するという独自のシステムを採用。これにより、戦略的な立ち回りが求められるとともに、スタイリッシュなアクションが可能になった。

  • 敵に触れてロックオン
  • エネルギー管理が重要
  • 多彩なスキルを駆使

これらの要素が組み合わさることで、単調になりがちな横スクロールアクションに、新たな戦略性と爽快感をもたらしている。また、シアンの能力が発動することで、ガンヴォルトの能力が強化される点も、ゲームをより深く楽しむための要素となっている。

引き込まれるストーリー

皇神による能力者迫害という重いテーマを扱いながらも、ガンヴォルトとシアンの関係性を軸に物語は展開していく。シアンを保護する過程で組織を離脱したガンヴォルトが、フリーの傭兵として生きる中で、再び皇神との戦いに巻き込まれていく姿を描いている。

魅力的なキャラクターたちが織りなす人間ドラマも本作の大きな魅力。アシモフとの関係、皇神の刺客との対決など、様々なドラマが展開され、プレイヤーを飽きさせない。物語の結末は、プレイヤーの選択によって変化するため、何度もプレイして真相を確かめたくなるだろう。