名称 | 大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟- |
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ジャンル | 法廷バトルアドベンチャー |
発売元 | カプコン |
発売日(配信日) | 2021年07月29日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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「逆転裁判」シリーズといえば、法廷を舞台にした異色のバトルアドベンチャー。そのスピンオフとして登場したのが「大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-」だ。弁護士・成歩堂龍一の先祖である成歩堂龍ノ介が、19世紀末の日本とロンドンを舞台に、数々の難事件に挑む姿を描く。単なる時代劇に留まらず、法廷というシステムを過去に持ち込み、新たな化学反応を起こした手腕は見事。シリーズファンはもちろん、ミステリー好きも唸らせる重厚なストーリーと、個性豊かなキャラクターたちが織りなす人間ドラマは必見。これは単なるスピンオフではない、新たな「逆転」の物語なのだ。
物語は、日本の開国間もない時代から始まる。主人公・成歩堂龍ノ介は、ひょんなことから弁護士を目指し、異国の地・ロンドンへと旅立つ。そこで待っていたのは、異文化との衝突、そして数々の不可解な事件。福爾摩斯(シャーロック・ホームズ)を彷彿とさせる人物や、個性的な仲間たちとの出会いが、龍ノ介の運命を大きく変えていく。一見、独立した事件に見えても、物語が進むにつれて複雑に絡み合い、やがて一つの大きな真相へと収束していく構成は圧巻。先が読めない展開の連続に、気がつけばコントローラーを握る手に力が入っているはずだ。
シリーズおなじみの「探偵パート」と「法廷パート」に加え、本作では新たなシステムが導入されている。特に注目すべきは、複数の証人が同時に証言台に立つ「共同推理」。福爾摩斯(シャーロック・ホームズ)が繰り広げる名推理に、龍ノ介がツッコミを入れることで、事件の真相を導き出すという斬新な試みだ。また、法廷パートでは、陪審員制度が採用されており、陪審員の心を掴む弁論術も重要となる。証拠品を「つきつける」だけでなく、時には大胆な発想の転換が必要となる場面も。従来のシリーズファンも、新鮮な気持ちで楽しめるはずだ。
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