【PS4】チルドレン・オブ・モルタ ～ 家族の絆の物語～

ゲーム概要

一族の宿命、背負う覚悟はあるか？「チルドレン・オブ・モルタ」は、ただのアクションRPGではない。ローグライクの要素を取り入れ、プレイするたびに変化するダンジョンに挑む、緊張感あふれる作品だ。しかし、本作の真髄は、滅びゆく世界を救うために立ち上がった一族「バーグソン家」の物語にある。 一見、ありがちなファンタジー設定…だが、家族一人ひとりに焦点を当て、彼らの葛藤や成長を丁寧に描くことで、普遍的なテーマを見事に表現している。単なる勇者の冒険譚に終わらない、深みのあるストーリー体験がそこにはあるのだ。家族の絆とは何か？ 守るべきものは何か？ プレイヤーは、ゲームを通して深く考えさせられるだろう。

引き込まれるストーリー

舞台は、腐敗に蝕まれつつある聖なる山、モルタ。かつて守護者であったバーグソン一族は、迫りくる災厄に再び立ち向かうことを決意する。剣を振るう父、弓を構える娘、拳を振るう息子…それぞれが異なる能力を持ち、家族の絆を深めながら、腐敗の原因を突き止める旅に出る。 物語は、各キャラクターの視点から語られる。ダンジョン探索の合間に挿入される家族の日常会話やイベントを通じて、彼らの個性や関係性が浮き彫りになる。一見完璧に見える家族も、それぞれ悩みや葛藤を抱えている。それらが徐々に明らかになるにつれ、プレイヤーは彼らに強い共感を覚えるはずだ。

特徴的なシステム

「チルドレン・オブ・モルタ」の最大の特徴は、プレイアブルキャラクターが家族である、という点だ。それぞれ異なるスキルやプレイスタイルを持つキャラクターを、状況に応じて切り替えながらダンジョンを進む。しかし、単なるキャラクターチェンジではない。使用頻度の低いキャラクターには「疲労」が蓄積され、能力が低下する。そのため、家族全員を均等に育成し、互いを助け合うことが攻略の鍵となる。 さらに、ローグライク要素として、ダンジョンはプレイするたびに構造が変化する。敵の配置やアイテムの出現場所もランダムに変化するため、常に新鮮な気持ちでプレイできる。繰り返しプレイすることで、キャラクターが成長し、新たなスキルを習得する。少しずつ強くなっていく家族の姿を見るのは、何物にも代えがたい喜びだ。