『スター・ウォーズ:スコードロン』は、2020年10月2日にエレクトロニック・アーツよりPlayStation 4・Xbox OneおよびPC向けに発売されたFPS・スペース・フライトシミュレーター。本作は、映画の世界を忠実に再現したコックピット視点で名機を操り、シールドやエンジンへの電力配分をリアルタイムで調整しながら戦う、本格的な宇宙ドッグファイト体験に特化した作品です。VR機器への完全対応により、実際にパイロットシートに座り込んで広大な銀河を見渡すような、究極の没入感を味わうことが可能となっています。
物語の舞台は、映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で第2デス・スターが破壊された直後の世界です。プレイヤーは新共和国軍の「ヴァンガード隊」と、残存する銀河帝国軍の「タイタン隊」という2つのエリート飛行隊の視点を交互に行き来しながら、それぞれの正義と信念が交錯するオリジナルストーリーを体験します。映画本編では語られなかった戦争の裏側や、ウェッジ・アンティリーズといった伝説的な英雄との共闘が描かれており、ファンにはたまらないドラマが展開されます。
マルチプレイモードでは、5対5のチーム戦による緊迫した艦隊戦「フリートバトル」がメインコンテンツとして用意されています。仲間とボイスチャットで連携を取りながら、敵の主力艦を段階的に破壊し、最終的に旗艦を撃沈するという戦略的な攻防が楽しめます。また、機体のパーツやパイロットの外見をカスタマイズする要素も充実していますが、課金による性能強化は排除されており、純粋な操縦技術とチームワークのみが勝敗を決する硬派なバランス調整がなされています。
原作となる『スター・ウォーズ』シリーズは、ジョージ・ルーカスによって創造されたスペースオペラ映画です。本作は『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)の直後、銀河内乱の終結に向けた動乱期を舞台としています。反乱同盟軍が「新共和国」へと移行し、皇帝を失った帝国軍が再起を図るという歴史の転換点が描かれており、映画に登場した機体や設定を忠実に継承しつつ、新たなキャラクターたちによる群像劇が展開される正史(カノン)作品として位置づけられています。












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