名称 | エスプレイドΨ |
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ジャンル | 縦スクロールシューティングゲーム |
発売元 | エムツー |
発売日(配信日) | 2019年12月19日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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『エスプレイドΨ』。それは、ケイブが生み出した弾幕シューティングというジャンルにおいて、ひときわ異彩を放つ作品だ。近未来の東京を舞台に、超能力者(ESP者)たちが織りなすドラマティックな物語。あなたは、この作品を単なるシューティングゲームとして捉えているだろうか? もしそうなら、それはあまりにもったいない。
本作は、ただ敵を撃ち落とすだけでなく、その世界観、個性的なキャラクター、そして何よりも独自のゲームシステムによって、プレイヤーを深く引き込む力を持っている。倍率システムやパワーショットなど、戦略性と爽快感を両立させたゲームデザインは、当時のアーケードシーンに大きな衝撃を与えた。ケイブ初のレンダリングCGの採用も、その革新性を象徴する出来事だったと言えるだろう。
『エスプレイドΨ』の魅力は、何と言ってもその独創的なゲームシステムにある。単に弾を避けるだけでなく、積極的に敵弾を「消す」ことが重要になるのだ。ガードバリアを駆使して敵弾を消去し、パワーアップアイテムや得点アイテムへと変換していく。この攻防一体のシステムが、シューティングゲームに新たな戦略性をもたらした。
さらに、本作の特徴的なシステムとして「倍率システム」が挙げられる。パワーショットの爆風を当てた敵をメインショットで倒すことで、破壊素点と円アイテムの得点が最大16倍まで跳ね上がる。このシステムを理解し、使いこなすことが、高得点獲得への鍵となる。リスクを冒して高倍率を狙うか、安全に攻略を進めるか? プレイヤーの腕と判断力が試される瞬間だ。
物語の舞台は西暦2018年、東京湾の埋め立てによって誕生した新たな区画。しかし、そこは超能力者による犯罪と、彼らを束ねる犯罪組織「夜叉」の暗躍に脅かされていた。そんな中、対ESP犯罪機関「JUDGE」に所属する少女、ロシアから送り込まれたエージェント、そして自らの力を封印していた少年…それぞれの思惑が絡み合い、物語は予測不能な展開を見せる。
主人公はそれぞれ異なる背景を持ち、異なる能力を持っている。相模祐介は封印していた力を解放し、J-B 5thは組織からの指令を受け、美作いろりは二重人格という秘密を抱える。彼らの物語は単なる正義と悪の対立ではなく、超能力という力を持つことの苦悩や葛藤、そしてそれぞれの正義を描き出しているのだ。あなたはどのキャラクターに共感し、その運命を見届けたいと思うだろうか?
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