名称 | みんなで空気読み。 |
---|---|
ジャンル | シミュレーション |
発売元 | ジー・モード |
発売日(配信日) | 2019年11月19日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
まだ評価がありません。コメントを追加して評価を行ってください!
「空気読み。」…この言葉を聞いて、あなたはどんな情景を思い浮かべるだろうか? 飲み会での微妙な沈黙? 初対面の人とのぎこちない会話? 本作は、そんな日常に潜む「空気を読む」という行為を、ゲームという形で見事に表現した異色の作品だ。プレイヤーは画面内の「お前」を操作し、様々なシチュエーションで適切な行動を選択していく。しかし、ゲームは親切に目的や操作方法を教えてはくれない。状況を把握し、自らの判断で「空気を読む」必要があるのだ。一見シンプルな見た目とは裏腹に、プレイヤーの常識や社会性が試される、奥深いゲーム体験が待っている。あなたは、このゲームでどれだけ「空気を読める」だろうか?
本作の最大の特徴は、その独特なゲームシステムにあるだろう。操作するのは、赤い線で描かれた簡素なキャラクター、通称「お前」。プレイヤーは「お前」を動かし、与えられた状況に対して、最も「空気の読める」行動を取ることを求められる。しかし、ゲームは一切の指示を出さない。それが、このゲームを唯一無二の存在にしているのだ。例えば、 crowded train シーン。空いているスペースに「お前」を移動させるのが正解かもしれないし、他の乗客に配慮して身動きを取らないのが正解かもしれない。プレイヤー自身の解釈と判断が、ゲームの結果を大きく左右する。まるでロールシャッハテストのような、曖昧さと自由度が、本作の面白さの核心なのだ。
意外な広がりを見せるコラボレーション展開も見逃せないポイントだろう。VTuber、人気アニメ、さらにはホームルーターまで、ジャンルを超えた様々なコンテンツとのコラボレーションが実現している。これらのコラボレーションは、本作の持つ普遍的なテーマ性、つまり「空気を読む」という行為が、様々な層のユーザーに共感されることを示していると言えるだろう。単なるゲームに留まらず、様々なカルチャーと融合することで、「空気読み。」は常に新しい可能性を模索し続けているのだ。
まだコメントはありません。コメントを追加してみましょう!
コメントを追加