名称 | ミリオンアーサー アルカナブラッド |
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ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
発売元 | スクウェア・エニックス |
発売日(配信日) | 2018年11月29日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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『ミリオンアーサー アルカナブラッド』。その名を聞いて、アーケード格闘ゲームというイメージを抱く人はどれだけいるだろうか? 元々がスマートフォンゲームとしてスタートした「ミリオンアーサー」シリーズ。その世界観をベースに、まさかの格闘ゲーム化。それだけでも十分に話題性があった。しかし、本作の魅力は単なるスピンオフに留まらない。シリーズの垣根を超えたキャラクターたちが集結し、熱いバトルを繰り広げるのだ。アーケードで、家庭用ゲーム機で、そしてPCで。場所を選ばず、アーサーたちの新たな物語が幕を開けた。その衝撃は、シリーズファンのみならず、格闘ゲームファンにも深く刻まれたはずだ。
本作の操作体系は、一見オーソドックスに見えるかもしれない。レバー操作に弱・中・強の3ボタン、そして属性攻撃ボタン。しかし、その奥深さは実際にプレイしてこそ理解できるものだ。属性攻撃はキャラクターごとに効果が異なり、戦略の幅を大きく広げる。追加ダメージを与えるだけでなく、体力回復や特殊効果を発動させることも可能だ。さらに、「因子覚醒(エンチャントブースト)」でキャラクターを一時的に強化したり、「限界突破(リミットブレイク)」で相手を吹き飛ばしたりと、一発逆転のチャンスも用意されている。単なる力押しでは勝てない、戦略性と読み合いが重要なゲームなのだ。
プロデューサーの琢磨尚文氏が語る開発秘話は、本作の魅力をさらに深掘りする。意外性を狙って企画された本作。キャラクター選定には、人気の度合いとバトルのコンセプトが重視された。しかし、原作に登場するキャラクターがあまりにも多いため、その選定は困難を極めたという。例えば、スノーホワイトの参戦は、「いかつい大男のような投げキャラ」を求める声に応え、彼女の従者である七つの影をそれに見立てるというユニークな発想から生まれた。また、『デッキメイクミリオンアーサー』という開発中止となった作品のキャラクター、ゼクス・ジークフリードを登場させたのは、「せっかく作った作品を腫物扱いにするのは我慢ならない」という開発者の熱い想いがあったからだ。さらに、他社作品とのコラボレーションにも積極的で、『聖剣伝説3』のリースや『THE KING OF FIGHTERS XIV』の八神庵といった異色のキャラクターたちが参戦。これは、「もはやなんのゲームなのかわからない」ということですらもアイデンティティにするという、「ミリオンアーサー」シリーズならではの試みと言えるだろう。
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