名称 | キャンドルちゃん |
---|---|
ジャンル | 3Dアクションゲーム |
発売元 | 北京交典創芸 |
発売日(配信日) | 2018年10月18日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
まだ評価がありません。コメントを追加して評価を行ってください!
暗闇と光、そして儚い命。小さなろうそくが主人公の本作は、そんなコントラストが鮮烈な印象を残す3Dアクションだ。プレイヤーは、自らを燃やす意味を問い、光を求めて旅するキャンドルちゃんを操作する。しかし、彼が灯せる時間はわずか10秒。闇を照らし、道を切り開くためには、その短い光を最大限に活かす必要があるのだ。
自分がなぜ燃えているのか? その答えを探す旅は、同時にプレイヤー自身の心に問いかける。限られた光の中で何を見つけ、どう進むのか。その体験は、単なるゲームプレイを超え、深い思索へと誘うだろう。
本作の最大の特徴は、やはり「10秒」という時間制限だろう。ステージは基本的に暗闇に包まれており、キャンドルちゃんの灯火だけが頼りだ。しかし、火を灯せば灯すほど、彼の命は削られていく。まるで、人生の縮図を見ているかのようだ。
この制約が、ゲームに独特の緊張感と戦略性をもたらしている。闇雲に火を灯すのではなく、周囲の状況を把握し、必要な時だけ光を使う。パズル要素も強く、限られた光の中でいかに道を切り開くか、試行錯誤が求められるのだ。溶け落ちた蝋が、過去の試行錯誤の痕跡として残るのも面白い。
物語は複数の章に分かれており、各章ごとに異なる雰囲気のステージが用意されている。木製の廃船、積み上げられた本の空間、炎が噴き出す場所、植物が生い茂るエリア…。どこか幻想的で、夢の中に迷い込んだような感覚を覚えるだろう。
特に注目したいのは、鏡面世界が舞台となる章だ。2層構造になったステージで、一方の世界の地形が見えなくなっていたり、影のみが表示されていたりする。2つの世界で同じ動きをするキャンドルちゃんを操作し、どのように攻略していくか? この仕掛けは、プレイヤーに新たな挑戦と驚きをもたらしてくれるはずだ。
まだコメントはありません。コメントを追加してみましょう!
コメントを追加