『スピンタイヤ:マッドランナー』は、シベリアの過酷な大自然を舞台に、ソビエト製の大型トラックを駆って木材を運搬するオフロードトラックシミュレーションゲーム。2018年07月26日にオーイズミ・アミュージオからPlayStation 4で発売されました。その後、2020年06月18日には、アメリカ車や新マップを追加した拡張版『スピンタイヤ:マッドランナー:アメリカン・ワイルド』がNintendo Switchで発売されています。プレイヤーに与えられるのは地図とコンパスのみであり、道なき泥道や荒れ狂う河川を越え、目的地まで資材を無事に送り届ける任務が課せられます。

ゲームプレイは、物理演算によってリアルに再現された泥濘(ぬかるみ)や水流との格闘が中心となります。タイヤが泥に沈み込む深さや土の抵抗が緻密に計算されており、ただアクセルを踏むだけでは即座にスタックしてしまいます。プレイヤーは路面状況を見極め、デフロックや全輪駆動(AWD)を切り替えたり、周囲の木にウインチを繋いで車体を牽引したりして悪路を攻略します。燃料の残量や車両ダメージも管理する必要があり、給油車や修理車を配置するなどの計画的な運用計画が求められます。

本作は、舗装路がほぼ存在しない極限環境でのドライビングに特化した、極めてストイックな仕様が特徴です。視界の悪い夜間走行や、重量物を積載した際の不安定な挙動など、トラックドライバーが直面する物理的な困難がシミュレートされています。最大4人でのオンライン協力プレイにも対応しており、スタックした仲間を別の車両で救出したり、複数の車両で車列を組んで難所を越えたりする連携要素が実装されています。

開発元のSaber Interactiveは、本作の成功を経て続編『SnowRunner』を開発しました。本作の主役である無骨なトラックや、泥地を走破するメカニズムに興味を持った方は、オフロード車の構造を解説した専門書や、クロスカントリー競技の映像作品などを参照することで、駆動力制御の理論や悪路走破のテクニックをより深く理解することができます。

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