『まいてつ ‐pure station‐』は、2018年7月26日にヴューズよりPlayStation 4向けに発売された恋愛アドベンチャーゲームです。舞台は鉄道文化が色濃く残る御一夜市で、プレイヤーは鉄道事故の被害者である青年・右田双鉄として、蒸気機関車と人型モジュール「レイルロオド」との交流を描きます。

物語は、かつての鉄道事故で家族を失った主人公が、旧帝鉄8620形蒸気機関車の専用レイルロオド「ハチロク」と出会うことから始まります。プレイヤーは彼女を目覚めさせたことで、行方不明となっている蒸気機関車の捜索に乗り出します。探索の過程では、義妹の日々姫や市長ポーレットらと協力しながら、街の再生と鉄道の復興を目指していきます。選択肢によって物語が分岐し、複数のエンディングが用意されています。

本作はVRビューワーに対応しており、ヒロインとの臨場感ある交流が可能です。また、キャラクターボイスや主題歌を含む演出面も充実しており、鉄道用語の解説や図鑑機能など、鉄道ファンにも嬉しい要素が多数盛り込まれています。PC版やNintendo Switch版も展開されており、幅広いユーザーに親しまれています。

本作はLoseが手がけたPC用恋愛アドベンチャー『まいてつ』（2016年発売）をベースにした移植作品です。原作は鉄道と地域再生をテーマにしたシナリオで、萌えゲーアワード準大賞を受賞するなど高い評価を得ました。舞台は架空の地方都市「御一夜市」で、蒸気機関車とレイルロオドとの絆を描いています。