名称 | 斑鳩 |
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ジャンル | シューティングゲーム |
発売元 | トレジャー |
発売日(配信日) | 2018年06月29日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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画面狭しと飛び交う弾幕をかいくぐり、敵を撃破する快感。垂直スクロールシューティングの金字塔「斑鳩」は、そんなシューティングゲームの根源的な面白さを極限まで研ぎ澄ました作品だ。しかし、ただのシューティングではない。白と黒、相反する属性を切り替えるという斬新なシステムが、ゲームに戦略性と深みを与えている。敵弾を吸収し、エネルギーをチャージする。状況に応じて属性を使い分け、敵を撃ち抜く。その一連の流れは、まるでパズルを解くかのような知的興奮をもたらすだろう。一見すると無謀とも思える弾幕の嵐も、緻密に計算された配置によって、プレイヤーに攻略の糸口を与えてくれる。その難易度の高さから、多くのシューティングゲームファンを魅了し、そして打ちのめしてきた。
「斑鳩」最大の特徴は、自機の属性を「白」と「黒」に任意で切り替えられる点にある。敵の属性に応じて自機の属性を切り替えることで、攻撃を有利に進めることができるのだ。しかし、単に相性の良い属性で攻撃するだけでは、このゲームの奥深さを理解したとは言えない。敵弾の色と自機の属性が同じ場合、その弾を吸収し、特殊攻撃「ホーミングレーザー」のエネルギーに変換できるのだ。つまり、あえて敵弾に突っ込むことで、反撃のチャンスを掴むことができる。このリスク&リターンが、プレイヤーに常に戦略的な判断を迫り、単調な作業に陥ることを防いでいる。さらに、連続して同じ属性の敵を撃破することで得点倍率が上昇する「チェイン」システムも搭載。ハイスコアを目指すためには、属性を戦略的に切り替え、いかに途切れなくチェインを繋げるかが重要となる。緻密な戦略と反射神経が求められる、奥深いゲームシステムなのだ。
物語は、辺境の地で隠遁生活を送る主人公、森羅から始まる。彼は、自らの信念を貫くために戦いへと身を投じる。しかし、その戦いの裏には、世界の根幹を揺るがす陰謀が隠されていた。物語は、敵との戦闘シーンの合間に挿入されるデモによって語られる。多くは語られず、断片的な情報からプレイヤー自身が物語を読み解く必要がある。セリフの端々には、哲学的な問いかけや、人間の業のようなものが込められており、考えさせられる部分も多い。一見するとシンプルなシューティングゲームでありながら、その奥には、重厚な人間ドラマが 숨 쉬고 있는 것이다.
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