名称 | 大神 絶景版 |
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ジャンル | アクションアドベンチャー |
発売元 | カプコン |
発売日(配信日) | 2017年12月21日 |
機種 | PlayStation4(PS4) |
年齢区分 |
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墨絵のような独特のビジュアルで、忘れがたい印象を残した作品。プレイヤーは、白狼の姿を借りた太陽神アマテラスとなり、荒廃した世界に光を取り戻す旅に出る。単なるアクションアドベンチャーに留まらず、日本の神話や伝承をベースにした深みのあるストーリー、そして何よりも、その美しいグラフィックがプレイヤーを魅了する。当時、この表現方法を選んだこと自体が、大きな挑戦であり、同時にゲーム史に残る功績と言えるだろう。未だ色褪せることのない、唯一無二の体験がそこにはある。
舞台は、日本の美しい自然をモチーフにした「ナカツクニ」。しかし、恐ろしい八岐大蛇(ヤマタノオロチ)によって、その地は荒廃の一途を辿っていた。アマテラスは、各地に散らばった神々や人々との出会いを通じて、世界に再び希望の光を灯していく。キャラクターデザインや背景美術、そして物語の随所に散りばめられた日本の伝統文化へのリスペクトが、このゲームの世界観をより一層魅力的なものにしている。まるで絵巻物の中に入り込んだかのような感覚を味わえるだろう。
本作の最大の特徴は、筆しらべというシステムだろう。ゲームパッドをまるで筆のように操り、画面上に直接線を引くことで、様々な奇跡を起こせるのだ。例えば、枯れ木に花を咲かせたり、断崖絶壁に橋を架けたり…その表現は、単なるギミックに留まらず、ゲームプレイとストーリーを深く結びつけている。このシステムは、それまでのアクションゲームにはなかった独創性をもたらし、プレイヤーに自由な発想と創造性をもたらした。まさに、ゲームという枠を超えた、インタラクティブなアート体験と言えるだろう。
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