『GUNGRAVE VR』は、伝説のガンマンとなって群がる敵を粉砕する「フルブレイク・ガンアクション」を、VR空間ならではの臨場感で蘇らせたシューティングゲーム。2017年12月14日にIGGYMOBからPS4(PlayStation VR専用)で発売されました。その後、2018年08月23日には続編となる追加エピソード『GUNGRAVE VR U.N』が登場し、同日にはこれら2作品をセットにしたパッケージ版『GUNGRAVE VR COMPLETE EDITION』も発売されています。プレイヤーは死人兵士「ビヨンド・ザ・グレイヴ」となり、愛銃「ケルベロス」と背中の棺桶を武器に、シードと呼ばれる薬物によって変異したオーグマンたちを殲滅するため、再び戦いの荒野へと足を踏み入れます。

ゲームプレイは、VRヘッドセットを通じて360度全方位を見渡し、迫りくる敵を次々と撃ち倒すシューティングスタイルです。シリーズ伝統の三人称視点(TPS)でキャラクターを操作する「サードパーソンモード」に加え、グレイヴ自身の視界で戦う「ファーストパーソンモード(FPS)」が搭載されており、目の前に薬莢が舞う迫力のガンアクションを体験できます。システム面では、無限に撃てる爽快感はそのままに、新たに「クーリング」の概念が導入されました。射撃を続けると銃がオーバーヒートするため、適切なタイミングで冷却を行うか、必殺の「バレットタイム」を使用して時間を遅らせるといった戦略的な立ち回りが求められます。『U.N』ではさらに、横スクロールアクション風の「サイドビュー」ステージが追加され、より多様な視点での戦いが楽しめるようになりました。

本シリーズの特徴は、原作者である内藤泰弘氏が構築したスタイリッシュな世界観の中に、プレイヤー自身が入り込める没入感です。トゥーンシェーディングで描かれたキャラクターやオブジェクトが目の前に実在するかのような感覚を味わえ、特に巨大なボスを見上げるスケール感はVRならではの圧巻の体験です。破壊可能なオブジェクトも多数配置されており、周囲の環境ごと敵を吹き飛ばす「破壊の美学」を、身体的な感覚として味わえるファン垂涎のタイトルとなっています。

本作の開発は韓国のスタジオIGGYMOBが担当しましたが、オリジナル版のスタッフや内藤泰弘氏が監修に関わっており、正統なシリーズの系譜に位置します。後に発売される正統続編『GUNGRAVE G.O.R.E』への橋渡しとなる作品でもあります。VR空間で表現された独特のアートワークに魅了された方は、内藤氏の代表作である『血界戦線』などの漫画作品を読むことで、そのダイナミックな構図や演出のルーツを再確認することができます。

血界戦線 (コミック)

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