1997年にPlayStationで発売され、そのサイバーパンクかつ風水を取り入れた独特の世界観で今なおカルト的な人気を誇るアドベンチャーゲーム『クーロンズ・ゲート』。その狂気と混沌に満ちた「九龍城」の街並みを、最新のVR技術で再現したタイトルが『クーロンズゲートVR suzaku』です。開発の中心メンバーが設立した株式会社ジェットマンによるクラウドファンディングの大成功を経て、2017年10月26日にPlayStation 4(PS VR必須、のちに非VRモード追加)向けに配信されました。さらに2026年春には、本作をベースに新たなクエストなどを追加したNintendo Switch用ソフト『クーロンズゲートSuzaku』の発売も予定されています。

本作のコンセプトは「没入型テーマパーク」。プレイヤーは偶然拾った一冊のアルバムを手に、魑魅魍魎が蠢く陰界の九龍城を自らの足で散策します。街の至る所に落ちている「剥きエビ」を拾い集めて封印を解き、古ぼけた写真と同じアングルを探し出す「念写」を行うことで、新たなストーリーやイベントが解放されていくシステムです。

複雑な謎解きや激しいバトルは存在せず、ひたすらに異世界を歩き回ることに特化した環境シミュレーターのようなプレイ感。オリジナル版の作曲を手掛けた蓜島邦明氏によるおどろおどろしい楽曲と、立体音響がもたらす極限の没入感は、プレイヤーの脳を直接揺さぶります。ゲームとしての遊びの幅は決して広くありませんが、かつて画面越しに見ていたあの不気味な街の空気を、実際に「呼吸」できるファン必携のデジタルアーカイブです。

本作のモチーフとなった香港の「九龍城砦」は、違法建築が折り重なるように増築され、迷宮と化した実在の巨大スラム街です。1993年に取り壊されるまで、その混沌とした景観は多くのSF作家やクリエイターの想像力を刺激し、数々のサイバーパンク作品の原風景となりました[Cite: 1.6]。ゲームの中で妖しく輝くネオン管や、雑多でアジアンテイストな路地裏の雰囲気に心惹かれたなら、自分の部屋のインテリアにも少しだけ「サイバーパンクな夜」を取り入れてみるのはいかがでしょうか。壁に飾るだけで空間を異世界へと作り変えてくれるLEDネオンサインなら、退廃的でクールな大人の隠れ家を手軽に演出できます。

部屋を異世界に染める LEDネオンサイン

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