『Rewrite』は、文明と自然の共存を掲げる緑化都市「風祭市」を舞台に、オカルト研究会の仲間たちと過ごす青春と、世界の裏側に潜む過酷な運命を描く恋愛アドベンチャーゲーム。2014年04月17日にプロトタイプからPlayStation Portableで発売されました。その後、高解像度化や演出強化が施されたPlayStation Vita版、PlayStation 3版、PlayStation 4版、Nintendo Switch版(タイトルは『Rewrite+』)と、ハードの進化に合わせて移植され続けています。主人公の天王寺瑚太朗は、身体能力を意図的に書き換える特殊能力を持ちながら、神戸小鳥や鳳ちはやといったヒロインたちと共に「真実」を探求する活動に身を投じます。
ゲームプレイは、テキストを読み進めて選択肢を選ぶノベル形式を基本としつつ、「マッピー」と呼ばれる探索システムが導入されています。これは、地図画面上でアイコンを選択して探索場所を決定するもので、選んだルートによって遭遇するイベントや入手できる情報が変化します。また、物語の進行状況に応じて主人公の能力が成長し、テキストウィンドウのギアが回転する演出と共に、世界の謎に迫る新たなルートが開示されていく構成が採用されています。
本作は、『Kanon』や『CLANNAD』で知られるブランドKeyが企画し、シナリオライターに田中ロミオ氏や竜騎士07氏といった外部の著名作家を招いて制作された野心作です。Key作品特有の感動的な人間ドラマはそのままに、環境問題を背景にした壮大なSF設定や、異能の力を用いた激しいバトル描写が盛り込まれています。日常の穏やかな学園生活から、世界の存亡をかけた戦いへと変貌していく落差と、全てのルートをクリアした先に待つ「書き換えられた世界」の結末が描かれています。
開発元のKeyは、「泣きゲー」ジャンルのパイオニアとして知られるブランドです。本作は従来のKey作品とは異なるSF・ファンタジー色の強い作風で話題となり、テレビアニメ化もされました。壮大な世界観設定や、田中ロミオ氏特有の哲学的なテキストに興味を持った方は、氏のライトノベル作品や、Keyの他作品に触れることで、その物語性の高さをより深く理解することができます。













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