『AKIBA’S BEAT』(アキバズビート)は、アクワイアが開発・発売したアクションRPGで、2016年12月15日にPlayStation 4版、2017年4月27日にPlayStation Vita版が日本国内で発売。『AKIBA’S TRIP』シリーズの流れを汲みつつも、ジャンルをアクションアドベンチャーからフル3Dのパーティ制アクションRPGへと転換した完全新作。

舞台は現代の秋葉原。主人公・音無明(おとなし あきら)と仲間たちは、“妄想”が現実の街を侵食し、同じ日曜日が繰り返される異常事態に巻き込まれます。プレイヤーは秋葉原の街を探索し、各地に発生する「妄想宮(モウソウキュウ)」と呼ばれるダンジョンを攻略。内部ではシームレスに戦闘へ移行し、通常攻撃・スキル・回避・ガードを駆使して敵を倒します。戦闘中に条件を満たすと発動できる「イマジンフィールド」では、キャラクターごとのテーマソングが流れ、能力が一時的に強化される演出が特徴です。

秋葉原の街並みは実在の店舗や風景をモデルに再現され、NPCとの会話やサブクエストを通じて街の文化や人々の生活が描かれます。メインストーリーは章立てで進行し、仲間とのイベントや掛け合いも豊富。シリーズおなじみのパロディやオタク文化ネタも健在ですが、前作までの「ストリップアクション」は廃止され、純粋なRPGとしての遊びに特化しています。