『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』は、2016年6月30日にPlayStation 3およびPlayStation 4用ソフトとしてバンダイナムコエンターテインメントより発売されたシミュレーションRPGであり、「スーパーロボット大戦OG」シリーズの最新作として位置づけられています。本作は『第2次スーパーロボット大戦OG』およびDLC作品『ダークプリズン』の直接的な続編であり、OGシリーズの物語をさらに拡張する新章として制作されました。
物語は、地球圏と月面を舞台に、異星文明「フューリー」や「ガディソード」、さらには時空門(クロスゲート)を巡る新たな戦乱が描かれます。主人公は『スーパーロボット大戦J』のトーヤ・シウンと『スーパーロボット大戦GC』のカルヴィナ・クーランジュの2名から選択可能で、それぞれの視点で物語が進行します。彼らの搭乗機「グランティード」や「ソウルセイバーFF」は、物語の鍵を握る存在として描かれ、OG世界における“月”と“時空”の謎に迫っていきます。
ゲームシステムは、従来のツインバトルシステムやマキシマムブレイクに加え、「ウェポンセレクト」「アビリティスロット」などの新要素が導入され、戦略性とカスタマイズ性が大幅に向上しています。また、初心者向けに「ビギナーズモード」や「ガイダンスシナリオ」が搭載されており、シリーズ未経験者でも物語に入りやすい設計がなされています。戦闘アニメーションはHD画質で描き直され、PS4世代にふさわしい迫力と滑らかさを実現。さらに、JAM Projectによる主題歌「Shining Storm ~烈火の如く~」とエンディングテーマ「Heaven’s Door」が、物語の熱量を音楽面からも支えています。
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