『無限のデュナミス』は、2016年3月2日にケムコから配信されたニンテンドー3DS用のダウンロード専用RPGで、もともとはガラケー向けに展開されていたタイトルをベースに、スマートフォンや3DS向けに移植・最適化された作品です。プレイヤーは機械文明と魔法が共存する世界を舞台に、エンジニアの青年ルークスと、身体の半分が機械でできた少女エテルの出会いをきっかけに、国家間の陰謀や兵器暴走の真相に迫る冒険へと巻き込まれていきます。

戦闘はサイドビュー形式のターン制で、武器の熟練度を上げることでスキルを習得し、さらに熟練度を極めることで攻撃力が加算されるという成長システムが特徴です。魔法は属性リングを装備することで使用可能となり、ヒロインのエテルはレベルアップではなく、専用アイテムによるパラメータ強化が必要となるなど、育成面にも独自性があります。また、行動順を調整できる「アクセル」や、敵にトドメを刺すことで追加効果を得る「オーバーキル」など、戦術性を高める要素も導入されています。

ストーリーは王道ながらも、ヒロインの正体や主人公の過去、国家間の対立といった要素が絡み合い、20時間以上のプレイボリュームと豊富なサブクエスト、闘技場、2周目要素など、やり込み要素も充実しています。グラフィックは2Dベースで、操作はタッチペンに対応しており、テンポの良いプレイ感が意識された設計となっています。