『喧嘩番長6~ソウル&ブラッド~』は、2015年1月15日にスパイク・チュンソフトより発売されたニンテンドー3DS用ツッパリアクションアドベンチャーゲームで、シリーズ初の任天堂ハード対応作品です。主人公・九鬼島龍之介が3年間の高校生活を通じて“魂”と“血”を燃やす青春と喧嘩の日々を描きます。

本作は『喧嘩番長』シリーズの第6作目にして、通算7作目となるタイトルです。舞台は九鬼島町にある「きぼう学園」で、プレイヤーは転校生・九鬼島龍之介として、3年間の高校生活を送りながら、校内外の不良たちと拳を交えていきます。シリーズ初の3年間構成により、季節や学年の変化に応じてイベントが発生し、物語の厚みと成長の実感が強化されています。

ゲームシステムは従来の「メンチビーム」「啖呵合戦」などを継承しつつ、イベント演出には漫画的なコマ割りや集中線、描き文字などを導入。これにより、臨場感とテンポの良さが際立ち、まるで不良漫画をプレイしているかのような感覚が味わえます。さらに、服装や技のカスタマイズ性が高く、同じアイテムでも着こなしによって印象が変化するなど、個性の演出にも工夫が凝らされています。

また、シリーズ過去作の要素も随所に取り入れられており、『1』『2』の「人助けミッション」や、『3』の郷都への修学旅行、『4』の校章集め、『5』のアジト改装などが復活。これにより、シリーズの集大成的な内容となっています。イベントシーンでは『喧嘩番長2 フルスロットル』以来となるキャラクターボイスが実装され、演出面でも大きく進化しています。

イメージキャラクターにはダイアモンド☆ユカイを起用し、主題歌『Kids of Soul & Bloods』が作品の世界観を力強く彩ります。自由度の高い学園生活と、熱い喧嘩バトルが融合した本作は、“魂”と“血”をテーマにした青春群像劇として、シリーズファンのみならず新規プレイヤーにも強く訴求する内容となっています。