『KORG DSN-12』は、アナログ・シンセサイザーの音作りと楽曲制作をニンテンドー3DS一台で完結させる音楽制作専用ソフト。2014年06月25日にDETUNEからニンテンドー3DS(ダウンロード専用)で発売されました。本作は、世界的電子楽器メーカー「コルグ」とDETUNEの共同開発による『KORG DS-10』の系譜に連なるタイトルですが、特定のハードウェア(MS-10など)の再現ではなく、ゲーム機向けに最適化されたオリジナルのソフトウェア・シンセサイザーとして設計されています。

音楽制作の核となるのは、最大12台まで使用可能なモノフォニック・シンセサイザーです。プレイヤーはタッチスクリーン上に表示される鍵盤やカオスパッド、シーケンサーを操作し、音色の作成からパターンの入力、そしてそれらを組み合わせた楽曲の構築を行います。各シンセサイザーには3系統のエフェクトを個別に設定できるほか、ニンテンドー3DSの立体視機能を活かした「3Dオシロスコープ」画面が搭載されており、音の波形を視覚的に確認しながら直感的なサウンドメイクを行うことが可能です。

本作は、前作『DS-10』と比較してトラック数が大幅に増加しており、ドラムパートを含めたすべてのパートをシンセサイザーで構築できる自由度の高さが特徴です。作成したパターンを並べてソング(曲)を構成するシーケンス機能や、ローカル通信によるデータの交換機能も実装されています。携帯ゲーム機でありながら、本格的なダンスミュージックやエレクトロニック・ミュージックの制作に耐えうる、プロ仕様のスペックを備えたモバイル・ワークステーションとして機能します。

開発元のDETUNEは、シンセサイザーの専門家が集まるスタジオであり、ニンテンドーDS/3DS向けに数々の音楽ツールを送り出してきました。アナログシンセサイザーの仕組みや音作りの基礎理論に興味を持った方は、シンセサイザーの教則本や、電子音楽の歴史を扱った書籍を読むことで、オシレーターやフィルターといったパラメータの意味をより深く理解することができます。

シンセサイザーの教科書 (関連書籍)

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