『疾風のうさぎ丸 -恵みの珠と封魔の印-』は、2012年にアークシステムワークスよりニンテンドー3DS向けに配信されたダウンロード専用のアクションパズルゲームです。プレイヤーは伝説の忍者「うさぎ丸」となり、モノノケに囚われた村人たちを救出するため、各ステージに仕掛けられた罠や障害物を乗り越えていきます。ゲームはステージクリア型で構成され、村人を「うさぎ像」まで安全に導くことが目的となります。

ステージには、敵のモノノケや移動ギミック、地形を利用した仕掛けが多数存在し、プレイヤーは手持ちの道具や忍術を駆使して攻略します。村人は自力で移動できないため、プレイヤーが環境を整え、敵の動きを封じるなどして安全なルートを確保する必要があります。各ステージは短時間でクリア可能ながらも、思考力とタイミングが求められる設計となっており、アクションとパズルの要素が融合した内容です。

本作は、2015年に続編『疾風のうさぎ丸 -謎のからくり城-』が配信され、2017年には両作をセットにしたPlayStation Vita版『ふたつの冒険譚』がリリースされました。さらに、2022年にはSteam向けに『Ninja Usagimaru: Two Tails of Adventure』として移植され、グラフィックや操作性が調整されたPC版が登場しています。