『電波人間のRPG2』は、2012年9月26日にジニアス・ソノリティよりニンテンドー3DS向けに配信されたダウンロード専用のロールプレイングゲームであり、前作『電波人間のRPG』の続編にあたる。プレイヤーは現実世界の電波を利用して「電波人間」と呼ばれるキャラクターを捕まえ、パーティを編成して冒険を進めていく。前作のデータを引き継ぐことも可能で、捕まえた電波人間や主人公をそのまま連れてくることができる。

本作では、Wi-Fi通信によるコロシアム対戦、農業や釣りといった生活系要素、電波人間の色変更や装備による外見変化など、多くの新要素が追加された。特にコロシアムでは、全国のプレイヤーが登録したパーティと擬似対戦が可能で、勝利を重ねることで報酬が得られる。また、農業では種を植えて花や果実を育てることができ、これらは電波人間の色変更や能力強化に使用される。釣りでは各地の水辺で魚を釣り、売却や図鑑登録が可能となっている。

戦闘はコマンド選択式で、電波人間の「アンテナ」能力を活かした戦術が求められる。属性や状態異常への耐性は電波人間の色に依存しており、戦略的なパーティ編成が重要となる。また、すれちがい通信やQRコードによる電波人間の共有機能も搭載されており、交流要素も強化されている。

一方で、農業のテンポの悪さや、フィールドで倒れた電波人間が即消滅する仕様、戦闘中の「おまかせ」AIの挙動などに対しては一部で批判も見られた。それでも、前作からの正統進化として評価されており、3DSダウンロードソフトとしては高い人気を誇った。