『電波人間のRPG』シリーズは、身の回りに飛び交うWi-Fiの電波を媒介にして謎の生物「電波人間」を捕まえ、冒険させる拡張現実(AR)対応のRPG。第1作目は2012年02月08日にジニアス・ソノリティからニンテンドー3DSで発売されました。その後、続編となる『2』『3』や、基本プレイ無料型の『電波人間のRPG FREE!』、Nintendo Switch向けの『New 電波人間のRPG FREE!』などが展開されています。プレイヤーは現実世界とリンクしたファンタジー世界を舞台に、自分だけの電波人間パーティを編成してダンジョン攻略に挑みます。

ゲームを開始すると、ニンテンドー3DSやSwitchのカメラ機能を使って周囲の風景を映し出す「電波人間キャッチ」モードに入ります。飛び交うWi-Fi電波(SSID)の情報に基づいて、画面の中に様々な姿形の電波人間が出現します。自宅のルーターからは赤い電波人間、街中のフリースポットからはアンテナ付きのレアな個体といった具合に、場所によって出会える仲間が変化します。彼らに網を発射して捕獲し、最大8人のパーティを組んで、コマンド選択式のターン制バトルで魔王やモンスターと戦います。

『ドラゴンクエスト』や『ポケットモンスター』の開発に携わったスタッフが手掛けているため、可愛らしいキャラクターデザインとは裏腹に、属性相性や装備品の組み合わせが勝敗を分ける本格的な難易度調整がなされています。シリーズ初期は買い切り型のRPGとして純粋な攻略を楽しめましたが、後期の『FREE!』シリーズからはスタミナ制や課金要素(ジュエル)が導入され、ゲーム性が「攻略」から「運営・周回」へとシフトしました。この変化には賛否がありますが、現実の通信インフラをゲームの資産に変えるという発明は、多くのプレイヤーを街中への探索へと駆り立てました。

電波人間のRPG2

ゲーム内ではカメラを通して電波人間を見つけますが、現実世界でも目に見えない電波をキャッチして音に変換する遊びが存在します。電源を使わずに電波のエネルギーだけでラジオを聞く「鉱石ラジオ」の制作は、空気中を飛び交う波長を物理的に実感できる実験として、本作のコンセプトをアナログな側面から理解する助けになります。

電波を捉えて音にする鉱石ラジオキット

駿河屋あんしん&らくらく買取