『アンチェインブレイズ レクス』は、2011年7月14日にフリューより発売されたニンテンドー3DSおよびPlayStation Portable用の3DダンジョンRPGで、同社の新規IPとして展開された「アンチェインブレイズ」シリーズの第1作です。開発はアールが担当し、シナリオは火野峻志、音楽は成田勤が手がけ、テーマ曲は植松伸夫が作曲するなど、豪華な制作陣が参加しています。

物語の舞台は、モンスターのみが存在する世界。主人公ファングは、最強の存在を求めて女神クリューネアに挑むも、その傲慢さを咎められ、力を奪われてしまいます。彼は再び力を取り戻すため、仲間たちと共に「ティターン」と呼ばれる生きた迷宮に挑むことになります。

ゲームシステムは、コマンド選択式のターン制バトルを採用し、最大4体の「フォロワー」(仲間モンスター)を連れて戦うことができます。敵モンスターを「アンチェイン」することで仲間にできるシステムや、スキルポイントを使って成長させる「スキルマップ」、属性の組み合わせによって発動する「リンクスキル」など、戦略性と育成要素が融合した設計が特徴です。

また、キャラクターデザインにはpako、森沢晴行、清水栄一、下口智裕、水無月すう、萩原一至など、複数の著名なイラストレーターが参加しており、章ごとに異なる主人公が登場する群像劇的な構成も魅力のひとつです。