『スーパーモンキーボール3D』は、2011年3月3日にセガよりニンテンドー3DS向けに発売されたアクションゲームで、シリーズ初の3D立体視対応タイトルとして登場しました。開発はアミューズメントヴィジョンの流れを汲むセガのチームが担当し、従来の“玉転がし”アクションに加えて、レースやバトルといった新ジャンルの要素も盛り込まれた、バラエティ豊かな一本となっています。

本作は「モンキーボール」「モンキーレース」「モンキーファイト」の3モードを収録しており、それぞれ異なるゲーム性を楽しめます。メインとなる「モンキーボール」では、プレイヤーはボールに入った猿(アイアイたち)を操作し、傾け操作やスライドパッドを使ってゴールを目指します。3DSのモーションセンサーを活用した直感的な操作も可能で、立体視による奥行き表現と相まって、シリーズならではのスリルと爽快感が味わえます。

「モンキーレース」は、いわば“猿版マリオカート”とも言えるレースモードで、アイテムを駆使しながら最大4人での通信対戦が可能。「モンキーファイト」は“猿版スマブラ”のようなバトルロイヤル形式で、ステージ上の相手を場外に弾き飛ばすアクションが展開されます。いずれのモードも1本のソフトでローカル通信対戦に対応しており、友人とのマルチプレイにも適しています。

なお、3D立体視とモーション操作の併用には視認性の課題も指摘されましたが、スライドパッド操作との切り替えにより、プレイスタイルに応じた快適な操作が可能です。