テトリスは、1984年にアレクセイ・パジトノフによって開発された、落ち物パズルの元祖とも言えるコンピュータゲームです。BPS（Bullet-Proof Software）から発売され、そのシンプルなルールと中毒性の高いゲーム性で、世界中で愛されています。

ゲームの基本は、4つの正方形を組み合わせて作られたテトロミノと呼ばれるブロックピースが、フィールドの上方からランダムに落下してくるのを操作するというもの。プレイヤーは、テトロミノを左右に90度単位で回転させたり、左右に移動させたり、高速に落下させたりすることで、フィールド内に隙間なくブロックを積み重ねていきます。

フィールドのサイズは縦20行 × 横10列で構成されており、1段から4段まですべてブロックで埋め尽くされると、その段が消滅します。この連鎖的な消去が、テトリスの醍醐味の一つと言えるでしょう。しかし、油断は禁物。固定されたブロックがフィールドの最上段まで積み重なってしまうと、ゲームオーバーとなってしまいます。

1988年12月22日には、ファミリーコンピュータ版がBPSから発売され、家庭用ゲーム機でも手軽にテトリスを楽しめるようになりました。