1987年11月6日にジャレコからファミリーコンピュータ向けに発売されたシミュレーションゲーム『宇宙船コスモキャリア』は、宇宙空間での情報収集と、惑星上での探索という2つのパートを特徴としています。プレイヤーは宇宙船コスモキャリアを操縦し、宇宙空間でカーソルを操作して目標物を捉え、様々なコマンドを実行することでゲームを進めます。

惑星上陸後は、コマンドスーツと呼ばれるロボットに乗り換え、十字キーで移動、Aボタンでカーソルを出現させ、宇宙パートと同様にコマンドを実行していきます。ゲームの進行状況はパスワードで保存可能です。

プレイヤーが操る宇宙船コスモキャリアには、3機のコマンドスーツが搭載されています。高重力対応型の「グラビティ」、寒冷地対応型の「ブリザード」、高機動偵察型の「フィールド」があり、それぞれ異なる性能を持っています。グラビティはタイタン、ブリザードは冥王星といったように、特定の惑星でのみ行動可能な機体も存在します。

ゲームの目的は、光子ミサイルの6つのパーツを集めることです。その他にも、レベルアップパーツ、ミサイルアップ、全方位通信、アースウィング、リペアーパーツ、エネルギーアップといったアイテムが存在し、ゲームを有利に進めるために役立ちます。全方位通信を使用すると、太陽系外からゲーム中のヒントデータが送られてきます。

ゲームの舞台となるのは、月、火星、木星の衛星イオ、土星の衛星タイタン、天王星の衛星ミランダ、海王星の衛星トリトン、冥王星など、太陽系の様々な惑星や衛星です。