「ワールドサッカー ウイニングイレブン2014 蒼き侍の挑戦」は、人気サッカーゲーム「ウイイレ」シリーズの18作目にあたる作品だ。本作最大の特徴は、日本代表をフィーチャーした「蒼き侍の挑戦」モードの搭載。さらに、シリーズ初となるJリーグモードが追加され、日本のサッカーファンにとっては待望の作品となった。グラフィック面では、改良されたFox Engineにより、選手の表情やユニフォームの汚れまでリアルに再現。スタジアムの演出も強化され、コレオグラフィーなどが追加され、臨場感あふれる試合が楽しめる。物理演算エンジンにはHavokを採用し、より自然な選手の動きやボールの挙動を実現している点も見逃せない。

特徴的なシステム

本作では、3rd、4thユニフォームが選択可能になったことで、より自由なチームカスタマイズが可能になった。また、トレーニングモードにも変更が加えられ、従来の練習場ではなく、チーム設定で選択したスタジアムで、ゲームウェアを着用して練習を行うという、より実践的な形式となった。ただし、雨天の設定ができないなど、現実にはありえない要素も含まれている点は、ある意味でゲームならではの遊び心と言えるかもしれない。

時代を彩ったグラフィックとサウンド

Fox Engineの改良により、グラフィックは飛躍的に向上。選手の表情、汗、光の反射、ユニフォームの汚れなど、細部に至るまでリアルに再現されている。スタジアムの演出も強化され、発炎筒やコレオグラフィーなどが追加され、臨場感あふれる試合体験を実現。実況にはジョン・カビラ氏、解説には北澤豪氏、名波浩氏を起用し、熱い試合をさらに盛り上げる。また、「Carnaval de Paris」や「higher」など、ゲームを彩る楽曲の数々も、プレイをさらにエキサイティングなものにしてくれるだろう。