『ローゼンメイデン ヴェヘゼルン ジー ヴェルト アップ』は、2014年1月30日にMAGES.(旧5pb.)がPlayStation 3およびPlayStation Vita向けに発売したアドベンチャーゲーム。ジャンルは「薔薇乙女アドベンチャー」で、PEACH-PIT原作の漫画『ローゼンメイデン』および2013年放送の新作アニメ版をベースにした構成です。

プレイヤーは主人公・桜田ジュンの視点で物語を進め、「まいた世界」と「まかなかった世界」という2つの並行世界を行き来しながら、ドールたちとの関係性やアリスゲームの行方を追います。ゲームタイトルの「ヴェヘゼルン ジー ヴェルト アップ」はドイツ語で「世界を変える」という意味を持ち、物語の根幹に関わるテーマを象徴しています。

ゲームはテキスト主体のアドベンチャー形式で進行し、選択肢によって物語が分岐。原作やアニメの展開を踏襲しつつ、ゲームオリジナルのシナリオやイベントCGも多数収録されています。登場キャラクターは真紅、水銀燈、翠星石、蒼星石、雛苺、金糸雀、雪華綺晶など、シリーズを代表するドールたちがフルボイスで登場。アニメ版と同じ声優陣が出演しています。

限定版には特製グッズが同梱され、店舗ごとの購入特典も展開。主題歌はKUKUIが担当し、作品世界を彩る演出の一部として機能しています。ゲーム内には「時計アプリ」や「イベントCG鑑賞モード」などの付加要素もあり、ファン向けのコンテンツが充実しています。

原作はPEACH-PITによる漫画『ローゼンメイデン』。本作は2013年放送の新作アニメ版をベースにしたゲーム作品であり、原作の世界観を踏襲しつつ、ゲームオリジナルの展開を加えた構成となっています。シリーズのドールたちがフルボイスで登場し、アリスゲームの行方を描きます。