『エクスブレイズ コード:エンブリオ』(XBLAZE CODE:EMBRYO)は、2013年にアークシステムワークスからPlayStation 3およびPlayStation Vita向けに発売されたアドベンチャーゲームで、『BLAZBLUE』シリーズの世界観を共有するスピンオフ作品です。
本作は、格闘ゲーム『BLAZBLUE』の本編から約150年前の日本を舞台にした“蒼き運命のアドベンチャー”として展開されます。プレイヤーは、主人公・篝橙八(かがりとうや)を中心に、異能の力を持つ者たちの戦いと陰謀に巻き込まれていく物語を体験します。
特徴的なのは、従来の選択肢による分岐ではなく、「TOi(Technology Of interest)」と呼ばれる情報端末で閲覧する記事の内容によってストーリーが分岐するという独自のシステム。これにより、プレイヤーの興味や行動が物語の展開に影響を与える構造となっています。
演出面では、地の文を排除し、キャラクターの会話とビジュアルのみで物語が進行する“動かないアニメ”風のスタイルが採用されており、テンポの良い進行とアニメ的な演出が特徴です。ルート分岐はヒロイン4人+BAD+ギャグの計6種類で、いずれもビターな結末が多く、シリアスな展開が中心です。
『BLAZBLUE』シリーズを未プレイでも楽しめるように、用語集や世界観の補足が充実しており、シリーズファンにはニヤリとできる要素も多数含まれています。













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