『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声』は、マクロスシリーズ30周年を記念して制作されたPlayStation 3専用のフライトアクションRPGです。2013年2月28日に発売された本作は、シリーズの歴代キャラクターと機体が時空を超えて集結するクロスオーバー作品であり、ファンにとって夢の競演が実現した一作です。

物語は『マクロスF』の1年後、西暦2060年の辺境惑星ウロボロスを舞台に展開されます。民間軍事会社S.M.Sのパイロット、リオン・榊は任務中に謎の機体に撃墜され、惑星に取り残されてしまいます。そこで出会った記憶喪失の少女ミーナ・フォルテとともに、遺跡の謎や時空の歪みに迫る冒険が始まります。シリーズの象徴である“歌”が物語の鍵となり、伝説の歌姫たちとの邂逅が銀河を揺るがす運命へと繋がっていきます。

ゲームは、バルキリーを操る3Dフライトアクションと、探索・育成・クエストを組み合わせたRPG要素が融合した構成です。プレイヤーは広大なフィールドを自由に飛び回り、敵との戦闘や遺跡の調査を通じて物語を進めます。TP（チューンポイント）による機体強化や、仲間との連携、サブクエストの攻略など、やり込み要素も豊富で、マルチエンディング方式によりプレイスタイルによって物語が変化します。

登場する機体はシリーズを代表するバルキリーが多数登場し、オリジナル機体「YF-30 クロノス」も本作で初登場。音楽面では、千菅春香がヒロイン・ミーナ役として主題歌「プラネット・クレイドル」やED「ワンダーリング」を担当し、livetuneのkzが楽曲を提供するなど、音楽演出もシリーズの魅力を継承しています。アニメパートはサテライトが制作し、丸藤広貴によるキャラクターデザインが世界観に彩りを添えています。

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