『戦極姫3 〜天下を切り裂く光と影〜』は、2012年12月20日にPlayStation 3版、2012年3月29日にPlayStation Portable版、2013年1月31日にPlayStation Vita版がシステムソフト・アルファーから発売された戦国シミュレーションアドベンチャーゲームで、シリーズ第3作にあたります。プレイヤーは美少女化された戦国武将たちを率い、内政・外交・合戦を通じて天下統一を目指します。
本作では「全てを一新」と銘打たれ、前作までのシステムをベースにしながらも、ゲームクリア条件やイベント進行方式が大きく変更されています。クリアには「威光」に関係なく1400万石に達することが必要で、加えて山城国の支配と勢力ごとの全イベント達成が求められます。群雄モードでは従来通り威光に応じた石高変動があり、自由度の高いプレイが可能です。
登場武将は織田信長、上杉謙信、武田信玄、毛利元就、島津義久などの定番勢力に加え、今作では新たなヒロインやイベントCGが追加され、PS3版ではシナリオ専用モードや武将との絆要素が導入されています。PS Vita版はタッチ操作に対応し、快適な操作性が評価されました。PSP版はシリーズ初心者にも入りやすい難易度設定が可能で、携帯機ならではの手軽さが特徴です。
各機種で基本的なゲーム内容は共通していますが、PS3版はHD画質と演出強化、PS Vita版は操作性とDLC展開、PSP版は安定した携帯プレイに特化しており、プレイヤーの環境に応じた選択が可能です。限定版には特典冊子やビジュアルブックが同梱され、シリーズファン向けの要素も充実しています。
原作は、2011年6月17日にげーせん18から発売されたPC用18禁ゲーム『戦極姫3〜天下を切り裂く光と影〜』です。前作までのシステムを踏襲しつつ、イベントやクリア条件を大幅に変更した意欲作で、2011年12月にはパワーアップキット『遊戯強化版-壱の巻-』も発売されました。家庭用版では全年齢向けに調整され、演出や操作性が強化されています。













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