『スペックオプス ザ・ライン』は、未曾有の砂嵐によって壊滅したドバイを舞台に、極限状態における人間の狂気と倫理を描いたサードパーソン・シューティング(TPS)です。2012年8月30日にテイクツー・インタラクティブ・ジャパンからPlayStation 3およびXbox 360で発売されました。
主人公のマーティン・ウォーカー大尉は、デルタフォースの部隊を率いてドバイへ潜入し、行方不明となった英雄コンラッド大佐の捜索任務に就きます。しかし、彼らを待っていたのは暴徒化した生存者や、反乱を起こしたアメリカ軍兵士たちとの凄惨な殺し合いでした。ゲームシステムは物陰に隠れて撃ち合うオーソドックスなカバーシューターですが、窓ガラスを撃ち抜いて大量の砂を雪崩れ込ませ、敵を生き埋めにするなど、砂漠化した環境を利用した戦術が特徴です。
本作の核心は、「戦争の英雄譚」を真っ向から否定する強烈なシナリオです。物語が進むにつれて主人公たちの精神は疲弊し、プレイヤー自身も「どちらが正義か」すら分からない残酷な決断を何度も迫られます。シューティングゲームならではの爽快感よりも、自身の行いに対する罪悪感や無力感を体験させる作りとなっており、純粋なアクションゲームを求めてプレイすると非常に重く陰鬱な気分にさせられます。映画『地獄の黙示録』や小説『闇の奥』をモチーフにした狂気の心理描写を体験できる、強烈なメッセージ性を持った作品です。
本作は、砂に呑み込まれた都市での極限のサバイバルを描いています。水や物資が枯渇した過酷な環境での行動は、非常事態の恐ろしさを痛感させます。現実の生活においても、いつ起こるか分からない災害に備えておくことは重要です。万が一の事態を生き抜くために、持ち出しやすく機能的な防災セットを自宅に常備してみてはいかがでしょうか。













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