『マックスアナーキー』は、プラチナゲームズが開発し、セガより2012年7月5日にPlayStation 3およびXbox 360向けに発売された乱戦格闘アクションゲームです。前作『MADWORLD』のキャラクターを多数登場させつつ、世界観やストーリーは独立した構成となっており、シリーズ的にはスピンオフ的な位置付けです。発売後はDLCによるキャラクター追加やサウンドトラックの配信、キャラクターアートコンテストの開催など、コミュニティとの連携も積極的に行われました。

『マックスアナーキー』は、荒廃した未来都市アルタンブラを舞台に、サイボーグ化された超人たちが入り乱れて戦う格闘アクションです。プレイヤーは「ジャック」または「レオ」の視点で物語を進め、失踪した元治安維持局員マックスを追跡します。物語は二人の主人公の目的が交錯することで展開し、重厚なドラマが描かれます。

戦闘では、巨大チェーンソウや陽電子ブレードなどの「キラーウェポン」を駆使し、敵をなぎ倒します。その過程で、ステージ上に突発的に発生する爆撃や暴走トレーラーなどのATE(アクショントリガーイベント)が戦況を大きく変化させます。加えて、ライフルやステルス装置などのアイテムを活用することで、戦略の幅が広がります。最大16人が同時に参加できるネットワークモードでは、バトルロイヤルやサバイバルなど11種類のルールが用意されており、プレイヤー同士の駆け引きが展開されます。

探索では、崩壊した都市の高低差や障害物を乗り越えながら、敵の奇襲やギミックに対応します。その過程で、キャラクターごとの能力や武器の特性を活かした立ち回りが求められます。登場キャラクターは個性豊かで、氷を操る遠隔武器や、炎を纏った巨大扇子など、視覚的にも印象的な戦闘が繰り広げられます。