『聖闘士星矢戦記』は、2011年11月23日にバンダイナムコゲームスからPlayStation 3向けに発売されたアクションゲームで、原作アニメ『聖闘士星矢』の25周年を記念して制作されたタイトルです。開発はディンプスが担当し、ジャンルは「シネマティック乱戦アクション」と銘打たれています。
本作の舞台は原作でも屈指の人気を誇る「聖域十二宮編」。プレイヤーはペガサス星矢をはじめとする青銅聖闘士たちを操作し、雑兵との乱戦を突破しながら、各宮で待ち受ける黄金聖闘士との一騎打ちに挑みます。戦闘は無双系に近いスタイルで、雑兵をなぎ倒す爽快感と、黄金聖闘士との緊張感あるバトルが両立されています。
特徴的なのは「セブンセンシズ」モードの存在で、ゲージを消費することで一時的に周囲の時間がスローになり、強力な攻撃を叩き込むチャンスが生まれます。また、キャラクターごとに異なる必殺技「ビッグバンアタック」も搭載されており、演出面でも原作ファンを唸らせる仕上がりです。
ストーリーモードのほか、黄金聖闘士なども使用可能な「ミッションモード」、2人協力プレイ対応のチャレンジモードなども用意されており、やり込み要素も豊富です。DLCでは海闘士や冥闘士、オーディンローブ星矢なども追加されました。
ただし、雑兵戦の単調さやカメラワークの不自由さ、キャラクター育成のバランスなどに賛否があり、特に一部キャラ(例:鳳凰星座の一輝)の性能が突出している点は議論を呼びました。
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