『バトルフィールド3』、2011年11月2日にエレクトロニック・アーツから発売されたPlayStation 3、Xbox 360およびPC対応のファーストパーソン・シューティングゲーム。最新鋭のゲームエンジン「Frostbite 2」を導入し、戦場の光と影、そして建造物の破壊表現をかつてないレベルで描き出した、現代戦FPSの金字塔的作品となっています。

物語を描くキャンペーンモードでは、アメリカ海兵隊のブラックバーン軍曹などを主人公に、パリ、テヘラン、ニューヨークといった世界各地を転戦する緊迫のドラマが展開されます。核テロの脅威に立ち向かう兵士たちの視点から、市街地での激しい銃撃戦や、戦闘機でのドッグファイト、戦車部隊による進撃など、映画のワンシーンのようなスペクタクルを体験できます。

マルチプレイヤーモードでは、兵科ごとの役割分担とチームワークが勝利の鍵を握ります。「突撃兵」「工兵」「援護兵」「偵察兵」の4つの兵科を使い分け、戦車や戦闘機、ヘリコプターといった多彩なビークル（乗り物）を駆使して、広大なマップで拠点を奪い合います。PC版では最大64人対戦を実現し、戦場における「混沌」と「連携」の面白さを極限まで追求しています。

壁が崩れ、照明が砕け散るリアルな戦場。銃声と爆音が響き渡る中、仲間と共に前線を押し上げる高揚感は、FPSファンに衝撃を与え、その後のシュータージャンルの基準を大きく引き上げました。

本作は、2002年にPCで発売された『バトルフィールド1942』を原点とするFPSシリーズのナンバリング第3作です。シリーズは「大人数での対戦」と「ビークル（乗り物）の活用」をアイデンティティとしており、本作はそのコンセプトを現代戦の舞台で進化させました。特にPC版『バトルフィールド2』の正統な後継作として、多くのファンに支持されています。

原作：バトルフィールド1942