『ウォーハンマー40,000: スペースマリーン』は、2011年10月27日にPlayStation 3、Xbox 360、PC向けに発売された三人称視点アクションシューティングゲームであり、ミニチュアゲーム『Warhammer 40,000』の世界観をベースにした初の本格TPS作品です。開発はRelic Entertainmentが担当し、発売後は「攻撃による回復」や「近接重視の戦闘設計」が話題となりました。以降、2024年には続編『Space Marine 2』が登場し、Steam版・PS5版・Xbox Series X|S版が同時発売されました。2025年6月には「Siege Update」が配信され、PvEモードや新規DLCが追加されています。

プレイヤーは、ウルトラマリーン戦団の中隊長タイタスとして、工業惑星グライアに侵攻したオルク軍と戦います。ゲームは銃撃と近接攻撃を組み合わせた構成で、ボルターやラスキャノンなどの火器に加え、チェーンソードやサンダーハンマーによる肉弾戦が展開されます。加えて、敵をスタンさせてとどめを刺すことで体力を回復する「攻めの回復システム」が導入されており、プレイヤーは常に前線で戦い続けることが求められます。

物語は、惑星防衛砲の奪還や巨大兵器「タイタン」の確保を巡る戦いから始まり、異端審問官との接触やケイオス軍の介入によって三つ巴の戦争へと発展します。その過程で、プレイヤーはケイオス・スペースマリーンやディーモンとの激戦を繰り広げ、<歪み>と呼ばれる異次元エネルギーの謎に迫ります。加えて、ジャンプパックによる空中戦や、フューリーモードによる強化演出など、演出面でも迫力ある展開が続きます。

オンラインモードでは、スペースマリーンとケイオス軍に分かれて最大16人で対戦が可能です。プレイヤーは経験値を獲得して装備やスキルをカスタマイズし、ジャンプパックによる奇襲や、敵の装備をコピーする機能などを駆使して戦います。続編『Space Marine 2』では、新たな主人公タイタス副官がティラニッドの群れと戦い、PvE・PvPモードや6クラス制の成長システムが導入されています。