『スーパーストリートファイターIV』は、2010年にカプコンよりPS3/Xbox 360向けに発売された、『ストリートファイターIV』の強化版であり、追加キャラクターと新システムを導入した2D対戦格闘ゲームです。

『スーパーストリートファイターIV』は、2010年4月28日にカプコンよりPlayStation 3およびXbox 360向けに発売されたタイトル。2009年発売の『ストリートファイターIV』をベースに、10人の新キャラクターと新たなウルトラコンボ、オンライン機能の強化などを加えた、シリーズの強化版です。後にアーケード版や3DS版も登場し、さらに『アーケードエディション』『ウルトラ』へと発展しました。

プレイヤーは、リュウや春麗などの既存キャラクターに加え、『ZERO』『III』『ファイナルファイト』など他シリーズから参戦したキャラクターを操作可能。新キャラクターにはジュリやハカンなどの完全新規ファイターも含まれ、総勢35人以上が登場します。各キャラクターには2種類のウルトラコンボが設定されており、対戦前に選択することで戦術の幅が広がります。

戦闘は2D格闘の形式を踏襲しつつ、3Dグラフィックによる演出が加わり、カメラワークや表情変化などが強化されています。新システムとして「リプレイチャンネル」「チームバトル」「エンドレスバトル」などが追加され、オンライン対戦の利便性が向上。プレイヤーポイント(PP)やバトルポイント(BP)によるランキングも導入され、競技性が高まりました。

本作は単体パッケージとして発売され、前作『ストリートファイターIV』との互換性はなく、完全新作として位置づけられています。後に『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』が2011年に登場し、ユン・ヤンなどの追加キャラクターとバランス調整が施されました。

スーパーストリートファイターIV アーケードエディション

『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』は、2011年6月30日にPS3/Xbox 360向けに発売された強化版で、アーケード版の移植作品です。新たに『ストIII』からユンとヤン、『ZERO』から殺意の波動に目覚めたリュウ、『ヴァンパイア』から狂オシキ鬼が参戦し、総勢39キャラクターが使用可能となりました。

プレイヤーは、従来のウルトラコンボ選択に加え、キャラクター性能の微調整が施されたバージョンで対戦可能。オンラインモードでは「エンドレスバトル」「チームバトル」などが継続搭載され、リプレイチャンネルやランキング機能も強化されています。2011年12月にはバランス調整版『Ver.2012』が無料アップデートとして配信されました。