『ベヨネッタ』は、2009年10月29日にセガより発売されたクライマックス・アクションゲームで、Xbox 360とPlayStation 3を皮切りに、後にWii U、Nintendo Switch、Steam、PlayStation 4などに移植されたシリーズ初代作品です。プレイヤーは魔女ベヨネッタを操作し、天使たちとの壮絶な戦闘を繰り広げます。

本作は、プラチナゲームズが開発を手がけた3Dアクションゲームで、映画のクライマックスシーンの連続を意識した「∞（ノンストップ）クライマックス・アクション」がコンセプトです。ベヨネッタは両手両足に銃を装備し、打撃と射撃を組み合わせた「バレットアーツ」や、敵を拷問器具で処刑する「トーチャーアタック」など、過激かつ華麗な技を駆使して戦います。

戦闘中に発動する「ウィッチタイム」は、敵の攻撃をギリギリで回避することで時間を遅延させ、反撃のチャンスを生み出すシステムです。これにより、プレイヤーの反射神経と戦略性が試される緊張感のあるバトルが展開されます。また、ベヨネッタの髪を使った召喚魔法「ウィケッドウィーブ」によって巨大な魔獣を呼び出し、敵を一掃する演出も圧巻です。

移植版では、Wii U版以降で日本語ボイスが追加され、PS4版『BAYONETTA&VANQUISH』ではフルHD・60fps対応の高画質化が施されています。Nintendo Switch版では携帯モードでも快適にプレイ可能で、シリーズの入門としても最適です。

ストーリー

20年前に泉の底に沈む棺から蘇った魔女ベヨネッタ。
自身が魔女であること以外は殆ど思い出せないまま天使を狩る日々を送るが、突如舞い込んだ情報に導かれヨーロッパの辺境「ヴィグリッド」へとたどり着く。そこには彼女の行く手を阻むおぞましい姿の天使たちが迫っていた…。